日本酒、超長距離マラソン、読書、資産運用。さまざまな経験から得た知識や想いを綴ります。

「萩往還ウルトラマラニック」その6

「実は失敗経験者」

 

実は250kmの部、3回リタイアしています。

1回目は107km(気持ちが負けた)

2回目は158km(関門5分オーバー)

3回目は107km(暴風雨警戒警報発令)

回収バスが数本しかなく、場所によっては公共の交通機関もない状態。

山口市まで戻る難易度が高かったため、

早目のリタイアを決断せざるを得なかったのです。

とはいえ、250kmの大会に出て、半分すら行けていない…。

こんなに情けない記録、本当は晒したくないです。

でも、勝った今だからこそ、

このとき、負けた理由が語れるのです。

 

この3回は「萩往還に参加している自分に酔っていた」だけだったんです。

女子で参戦しているひとが周りにいなかったので、

どこに行っても「出るだけでもすごい!」と言われていました。

リタイア地点も100kmを越えているので、

むしろ褒め称えてくれました。

だから勘違いしていました。

スタートラインを踏めるだけで

十分カッコいい、と思っていたのです。

 

バカでした。

 

お金払えば誰だって踏めるのに…。

 

そして心のどこかで「250kmなんて、無理」と思っていました。

行けるところまで行けばいい。

運よく200km超えたらいいな…ぐらいに。

 

バカでした。。。

 

「運よく」と言っている時点で、

練習していないことが明らかです。

 

それがなぜ変わったのか。

最後の挑戦と決めた年、

桁外れのランナー2人と出会いました。

本州縦断約1500km、青森から下関まで、

30日間で完踏した猛者たちです。

「250kmなんて短距離」という彼らと話しているうちに、

勝手に高く高く築き上げていた壁が

ボロボロ崩れていきました。

 

この時から経験もないのに

「無理無理」という友人達から距離を置き、

経験者の話だけを聞くようになりました。

それでも聞こえてくる不要な助言には

「あなたには無理でも、私にはできる」

と返せるようになりました(^_^)v

 

猛者たちのアドバイスに従って練習するようになり、手応えが見えてきたのです。

 

ーまだまだ続くー